子供も後遺症になることはありますか。また、どのような症状が多いのでしょうか。

子供も後遺症とは無縁ではなく、症状の影響により、授業や部活動についていけなくなったり、学校に通えなくなるケースが報告されています。
多くみられる症状としては、頭痛、体の痛み、味覚異常や嗅覚異常(味やにおいが分からない、違うように感じる)、だるい、集中できない、疲れやすいなどです。

症状の原因が、子供に多い別の疾患(鉄欠乏性貧血など)や思春期によくある問題(不登校、精神疾患など)であることもあるので、成人の診断と同様に問診・診察・検査をしっかりと行い、原因に応じた対応をすることが重要です。

東京iCDC後遺症タスクフォース 東京都立小児総合医療センター
堀越 裕歩先生

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